肌の乾燥対策やデリケートな肌を保護するために美容オイルはおすすめです。
ただし、美容に用いられるオイルにも種類があり、働きや期待できる効果にも違いがありますので、ココでおさらいしておきましょう。
美容オイルは良いものを選択して適度に使えば、美肌力の向上に効果的です。
このページの目次
肌に良い美容オイルってどんな効果があるの?

肌の乾燥対策やデリケートな肌を保護するために美容オイルはおすすめです。
ただし、美容に用いられるオイルにも種類があり、働きや期待できる効果にも違いがありますので、ココでおさらいしておきましょう。
美容オイルは良いものを選択して適度に使えば、美肌力の向上に効果的です。
オイルの役割は、肌をベールのように覆って保護すること
スキンケアの目的は、保湿とバリア機能をつかさどっている角質層を整えることです。
ですので、角質層にある水分とセラミドを補うことが一番なのですが、一方で、オイルは角質層を覆っている皮脂の代わりになるもので、化粧水の蒸発を防ぐフタや外部の刺激から肌を守る保護膜として役立ちます。
しかし、それはあくまで保湿ではなく、保護であって肌自体が潤っているわけではありません。
美容オイルの注意点。油分を与えすぎると肌の皮脂分泌がセーブされる

乾燥肌の女性ほど特にオイルケアをしがちなのではないでしょうか。
もちろん、乾燥肌に油分を与えるのは良いことですが、油分を与えすぎると代謝によって分泌される皮脂がセーブしてしまい、肌内部は逆に乾燥してしまうことが。
乾燥時などに多少塗るのはいいですが、毎日のようにオイルケアをする必要はありません。
また、油脂は酸化しやすいため多量の塗布は注意が必要。
クレンジング剤は植物由来や動物由来の油脂のものが最適です。
直接塗るとNGな炭化水素油
炭素と水素のみでできた性質が強い油を炭化水素油と言い、鉱物油やワセリン、スクワランなどがこれにあたります。
これらは、乳液などの後に塗れば問題ありませんが、肌に直接塗った場合、皮脂を吸着して乾燥を招くこともあります。
水で濡れた肌に塗っても同じですので注意してください。
3種類のオイル、炭化水素、油脂、エステルについて

オイルはオイルでも三種類あります。
まず、炭化水素はいちばん安定性が高く皮膚への刺激が少ないオイルで、肌の保護材として優秀でミネラルオイルやワセリンがそうです。
スクワランは肌馴染みに良いですが、保湿効果は低く中には皮膚の油分を吸着してしまうものが。
エステルオイルはホホバ油が主なオイルで安定性が高くて肌の保護膜としてとても優秀。
油脂は動物、植物が生成するオイルで保湿作用と肌馴染みによく柔軟作用もあります。
ただ、刺激になったり、ニキビの原因に生るものもあったりするので使用量には注意が必要。
油脂を使う場合はごく少量を目安に
角質層の保湿に必要なのはセラミドや水分。
油脂は皮脂と似た性質があるため、皮脂と似た保護膜になります。
しかし、皮脂は放っておけば分泌されるので、油脂を使ったスキンケアは必ずしも必要なわけではありません。
塗りすぎるとニキビの原因になったり酸化による肌の老化を促進させてしまう危険があるので、油脂系のオイルをスキンケアに取り入れる場合には適度でほどほどに取り入れるのが効果的です。
食用オイルに含まれる不純物が肌の刺激に
食用のオリーブオイルやココナッツオイルなどを、保湿やクレンジングに使う女性もいます。
口に入れるものは肌に塗っても安心という考えのようですが、それは大間違い。
天然の油はさまざまな不純物を含んでいます。
化粧品として販売するオイルは、安全のため不純物を取り除きます。
しかし味覚物質は不純物のなかに含まれるため、食用オイルは不純物をある程度残します。
この不純物を肌に塗ると刺激になってしまいます。
食用オイルには不純物が残っている理由とは
天然の油には不純物が含まれます。
医薬品や化粧品用のオイルは安全第一なので、これをしっかり取り除きます。
一方、食用オイルは、毒性物質は取り除きますが、ある程度の不純物は残します。
なぜなら味覚物質は不純物に含まれるので、100%取り除くと味が全くなくなってしまうからです。
太りにくい油は肌に塗ると老化促進剤に?!
ちなみにオメガ3ブームで話題なのがエゴマ油やアマニ油。
これらは食べてもすぐに分解されるので、体内に蓄積されにくく、食用としては優れもの。
しかし、顔に塗ると、肌の上で分解してしまうのが問題。
化粧品で肌が刺激を感じるのは、この分解という反応のせいなんです。
オイルの分解は酸化と呼ばれ、老化促進の原因です。
だから化粧品に使われるオイルは、酸化しにくいシリコーン油などが多いんです。
オイルは3つグレードに分かれる。肌に塗れるのは
油の適切な精製レベルは用途によって異なっていて、三つのグレードにわけられます。
医薬品は人命に関わるものなので、オイルの精製も最高グレードの厳格さ、次に高いのが肌の安全が絶対の化粧品オイル、おいしさ重視の食用オイルはゆるめの精製グレードです。
味が最も重要な食用グレードは味や風味、栄養になる不純物をわざと残した油で、最も純度が低く、胃で分解できるので多少の刺激物や毒物は大丈夫。
安全性が重要な化粧品グレードは肌への刺激になる不純物をほとんど除去していて、皮膚では不純物が消化できないので酸化時や接触時は刺激になる。
化粧品より純度がアップしているのが医薬品グレードでさらに精製して、わずかな不純物すら取り除いた油で、医療用に使われるため、最も純度が高く、安定性が重視されている。
食用グレードの不純物は、もちろん食べても害はゼロ。
しかし食べるぶんにはOKな不純物も、肌に付着すると刺激になるものが多いです。
エゴマ油やアマニ油は食べるだけにしましょう。
予備知識。原液=溶剤で成分を薄めたもの
「◯◯原液」と書かれた化粧品がありますよね。
これは余計な添加物がなく成分そのものだと思うのは間違い。
化粧品の成分は基本的に粉末状で、原液に多い、聞き馴染みのあるプラセンタやヒアルロン酸、ビタミンC、コラーゲンなども粉末です。
これを水や溶剤で薄めて防腐剤などを加えたものが原液となります。
予備知識。かなり薄い原液もあるのが事実
原液にも定義はなく、ほとんどゼロに近い有効成分しか入っていなくても原液と呼ぶことができ、普通は1%もなく、中には化粧品以下の濃度のものもあります。
また、原液100%といえど、中には溶剤や防腐剤が入っているものもあります。
どんなものか、しっかり細かな説明がされてるものを手にしたいですね。
まとめ
上手に使うとオイルは美容にも健康にも良い効果が期待できます。
せっかく年齢肌やエイジングケアに用いるなら、やはり品質にもこだわりたいですよね。
mai(アラサー・敏感肌)
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